なぜオキアミなのか
私は両軸遠投カゴ釣りでは基本的に付け餌もコマセも生のオキアミを使います。
ここではオキアミについて書いていますが、そもそも他のエサではなく、オキアミを使う理由としては、
①場所的、価格的に入手しやすい
②対象魚が多い
③実績がある
こんなところでしょうか。実際、オキアミの様に釣具店ならどこでも入手できて、購入しやすい価格(とは言っても最近は結構な値段ですが・・)で釣れるエサなら、モエビでも雑魚でも何でもいいんです。いくら安価でも入手しづらく、入手に手間が掛かるものではダメですし、いくら食いが良いエサでも高価では私には手が出ません。また、安価で入手しやすく、しかも良く釣れるけれど、特定の魚種に限られるようなエサも、いろいろな魚を釣りたい私の好みではありません。これらの条件に一番合うものが現状、というか何十年も昔からオキアミであり、これに代わるものが未だにない為、これを使用しています。逆に同じ条件でオキアミに変わるものを見つけられたら商売になるでしょうね。
次にオキアミのデメリットですが、肉食の回遊魚・青物への効果はやはり若干弱いです。オキアミを使った釣り人が多い場所で、魚自体がオキアミに慣れていて、捕食スイッチが入っている場所では良く食ってくるのですが、そうでない場所ではやはり青物には弱い面があります。あとは、匂いでしょうか。もともと死んだものを冷凍ないし浸透圧処理で保存してある為、解凍後の匂いは強烈で、使用後の道具の洗浄は必須です。ちなみにこの匂いで魚が寄っているのかどうかはよく分かっていないようです。
そんな多少のデメリットはありますが、遠投カゴ釣り用のエサとしては、オキアミがやはり実績№1であり、使って間違いないエサでしょう。
オキアミの使い方
両軸遠投カゴ釣りでは、遠投する為、基本的に対象魚に対してオーバースペック気味のタックルを使用しますので、小さい魚を釣っても楽しめないですし、せっかく遠投カゴ釣りをするのであればやはり大物を狙っていきたいです。ですから、付け餌のオキアミも2Lサイズ以上の一番大きいものを使用し、コマセもアミではなく、オキアミを使用します。 ただし、夜釣りの場合は、オキアミよりもアミの方がよく光る為、集魚効果的にアミを使用します。
そして、オキアミの生かボイルかについてですが、これは個人的な感覚ですが、ボイルのような人間が加工したものよりも、自然の色、柔らかさの方が魚に警戒されづらく、食いが良いと思っている為、私は生を使用しています。実際、日本海の磯で、両隣にボイルオキアミ使用のカゴ釣り師がいる釣り場で、生オキアミ使用の私だけがイサキ入れ食い、という場面もありました。青物等、魚が表層付近に浮いている場合に、ボイルを浮かせて釣る方法もありますが、万能なのは生だと思っています。また、ボイルはエサ持ちを良くする為の加工だと思いますが、カゴの中に付け餌をしまってしまうカゴ釣りではエサ持ちの良さは必要性がありません。
↑のような小分けパックタイプを愛用していて、半日の釣りでだいたい半パック使います。ツインパックだと2釣行分になります。このタイプのいい所は、半分づつクーラーから出して使えたり、2つ持って行って半分しか使わなかったら持ち帰って次回使えるところです。特に気温の高い時期は付け餌の鮮度を保つ為、10匹づつくらい、クーラーから出しながら使います。魚だって新鮮なエサを食べたいですからね。同じ仕掛けで同じポイント、同じ棚で釣ってるのに釣果に差が出ること、ほんとよくあります。それってこういう細かいところに気を使えるかどうかなんですよね。ハリスがヨレてきたら交換、ハリ先が丸くなってきたら交換、とか。
あと、コマセ用のオキアミですが、そのまま解凍したものを使用すると、大き過ぎてオキアミ同士が絡みあったりしてカゴから出ない確率が増える為、凍ったブロックの状態の時に、ナイフでそこそこのサイズにざく切りして使用すると、カゴ残りの確率が減るのでオススメです。
以上、オキアミについてでした。
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